たこ焼き店の劇団「くれおーる」立ち上げ 7.23大阪・道頓堀ZAZAで旗揚げ公演

[ 2019年5月28日 16:44 ]

たこやき店「くれおーる」の支援を受け劇団活動を行う「劇団くれおーる」のリーダー松尾璃空(前列右から2人目)と、同社の加西幸裕社長(後列右から2人目)                               
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 たこ焼きチェーン店などで知られる「くれおーる」が「劇団くれおーる」を立ち上げ28日、大阪・道頓堀ZAZAで記者会見を行った。

 劇団員は約50人の応募からオーディションを通過した16歳~28歳の男女12人。すでに同社が展開するステーキ店やたこ焼き屋でアルバイトをしながら、ダンスなどのレッスンに励み7月23日、同劇場で開幕する旗揚げ公演「世紀の少女 月浴アンドロイド」(30日まで)に臨む。

 今後は約3カ月に1回、オーディションを重ねながら人数を調整し、劇団での公演、さらにはそれぞれがミュージカル俳優やタレントを目指すという。劇団リーダーの松尾璃空(りく=20)は、同社のステーキ店でホール係として勤務。「今まではバイトと劇団活動の両立は、シフトの関係で難しいものがありましたが、今は周囲の皆さんが理解してくれているので夢に向かって頑張れる。しかも、まかないがおいしいんです」と笑わせた。同社の加西幸裕社長は「外食産業の慢性的な人材不足を解消しながら、若い人の夢も支援していきたい」と力説した。

 「世紀の…」は近未来を舞台にしSF、コスプレ、2・5次元の要素も併せ持つオリジナル。続編を8月、9月にも上演することが決まっている。

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2019年5月28日のニュース