松前ひろ子 デビュー50周年イベントで涙の熱唱 娘婿・三山ひろしからサプライズも

[ 2019年2月26日 17:14 ]

大阪市内で50周年記念イベントを開き、涙する松前ひろ子
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 歌手の松前ひろ子(69)が26日、大阪市内でデビュー50周年記念イベントを開き、新曲「女一代 演歌船」などを熱唱した。

 ステージには、松前の楽曲「銀座小路」を作詞したもず唱平(80)が50本のバラの花束を持って駆けつけつけ、「この先さらに50年、情熱を持って歌って」と激励。松前は感激し、「先生もう1曲、私に書いてください」とおねだりした。

 弟子である歌手・三山ひろし(38)からの祝福コメントが流れるサプライズも。「節目の新曲は、師匠の生き様をそのまま歌にしたような1曲。歌う姿もかっこいい。師匠のおかげで今の僕がいる」と語るまな弟子の映像に、「まさか、まさか」と目を丸くした。自身の次女と結婚し、義理の息子でもある三山について、「彼は紅白に出て私の夢をかなえてくれた。今も先生と呼んで、すごく労ってくれる」と感謝。「50年目からは、彼に先生と呼ばれても恥ずかしくない松前ひろ子になりたい」と、自身のさらなる活躍を誓った。

 歌手を目指すきっかけは、歌声を聴いてくれたいとこで歌手・北島三郎(82)の「いけるな」とひと言。歌手を夢見て上京し、北島の内弟子として修行して1969年、「さいはての恋」でデビューした。だが2年後、交通事故であごを負傷し、活動休止を余儀なくされた。

 当時について、「サブちゃんに“歌い手にとってあごのケガは致命傷だから。ひろ子、とりあえず結婚しろ”と言われた。それで主人(作曲家・中村典正氏)とお見合いし、結婚した」と回想。「子どもが3人生まれても、いつか歌手に戻りたいと思っていた」という。事故から8年後、再デビューを果たし今に至る。「女、母の幸せもいただき、歌えている今は最高に幸せ」と、涙ながらに50年を振り返った。 

 三山らも出演する50周年記念コンサートは、6月2日に「浅草公会堂」(東京)、6月10日に「あましんアルカイックホール」(兵庫)で開かれる。

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2019年2月26日のニュース