玉三郎、襲名の海老蔵イジリ全開 勸玄くんは「海老蔵君より期待できる」

[ 2019年1月21日 18:30 ]

丹後ちりめんの着物で会見に出席した坂東玉三郎
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 歌舞伎役者の坂東玉三郎(68)が21日、大阪市内で会見し、京都・南座の特別公演(3月2〜26日)と京都府丹後文化会館の特別舞踊公演(5月11、12日)の見どころに加え、来年5月に十三代目市川団十郎を襲名する市川海老蔵(41)について語った。

 海老蔵の大看板襲名に「歌舞伎の創始者、元祖なのでそういうものを担っていくのか、新しい歌舞伎を作っていくのか」と期待。だが幼少期から知るだけに、「まだ僕の中では子どものイメージがありましてね」と苦笑い。「あちらは敬語を使いますけど、私は江戸弁で対応しています。“おい!”みたいな感じで」と明かした。

 八代目市川新之助を襲名する海老蔵の長男・堀越勸玄君(5)については、「歌舞伎の資料を一日中ビデオで観てるっていうから、海老蔵君より期待できる」とニヤリ。「娘さんも“きょう、パパ良くなかった”って言うんですって。私と同じ思いだな、と」とさらに“海老蔵イジり”を展開し、笑わせた。

 「海老君には直言がいいんです。彼が小っちゃい時からそう。配慮していると真意が伝わらない。彼もそれを理解している」と、遠慮無用。「最近も内容は言えないけど歌舞伎に関して厳しい事を言いました」と笑った。

 公演については、南座がすでに残席わずかで「隅々まで空席がない所で好きなものを演じられるのは幸せです」としみじみ。また、京丹後公演で披露する「黒髪」など全4演目は「すべて(地元特産品の)丹後ちりめんの衣装で演じます」とアピールした。

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2019年1月21日のニュース