「犬神家の一族」舞台版 大阪で開幕 水谷八重子「新しい挑戦を見守って」

[ 2018年11月1日 23:34 ]

演台「犬神家の一族」で熱演する(左から)水谷八重子、波乃久里子
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 横溝正史原作のミステリー「犬神家の一族」舞台版が1日、大阪松竹座で開幕した。莫大(ばくだい)な遺産を巡り殺人が繰り返される名作ミステリーで、市川崑監督の映画も大ヒットしたものを、今回は劇団新派の創始130年を記念し上演。

 物語の鍵を握る琴の師匠を演じる水谷八重子(79)は「私が演じる宮川香琴は一番謎の多い人物。新しい挑戦を見守っていただければありがたく思います」とコメント。犬神家の長女を演じる波乃久里子(72)も「これぞ新派だというものをお届けできればと思っています」と力を込めた。

 さらに探偵・金田一耕助役の喜多村緑郎(49)は「殺伐とした悲劇の中である種お客様をホッとさせる存在になるのでは、と思います。等身大の人間で、親しみがありますね」。犬神佐清、青沼静馬と2役を演じる浜中文一(31)は「2人とも戦争に行っていますし生きることが大変な時代。2人から生きることを学びながら演じます」とコメントした。公演は同劇場で10日まで。東京・新橋演舞場で14〜25日まで。

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2018年11月1日のニュース