手紙に罵詈雑言が…安藤美姫、海外に拠点を移した理由「こんなこと言われて日本にいたくない」

[ 2018年11月1日 15:56 ]

安藤美姫
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 フィギュアスケート元世界女王の安藤美姫(30)が10月31日放送のMBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」(水曜後11・56)にゲスト出演。「手紙で(トリノ)五輪の後とか“メスブタ”とか“デブ”だとか“日本の恥”とかめっちゃ送られてきた」と、海外に拠点を移した理由を明かした。

 番組では「ヒロインたちにひとこと言わせて!SP」というテーマでトークを展開。安藤は、日本人選手は「ペランペランで(体の)凹凸がない子が多い。その中で(私は)結構がっちり凹凸がある方だったんです」とし、女性は10代半ばからホルモンのバランスが変わるが、自身は18歳のトリノ五輪時にそのピークが来てしまったと告白。当時、初めて食事制限をして、朝はおにぎり1個、昼はブロッコリーと茹でたささみなど全く油を使わないもの、夕食も炭水化物なしでお肉とサラダという生活を1年したが、体形は変わらなかったと言い「大阪の番組だからぶっちゃけますけど、あの時、携帯とかSNSとかあんまりなかったでしょ。手紙で五輪の後とか“メスブタ”とか“デブ”だとか“日本の恥”とかめっちゃ送られてきたんです。五輪で(15位と)結果が残せなかったんであれなんですけど。なんで知らない人からこんなこと言われて、こんなにストレスためて食事制限までしたのにって思って日本にいたくなくて海外に行ったんです」と打ち明けた。

 その経験を踏まえた上で、「その後の人生がなくなってしまう場合もある。子どもができない体になってしまう(こともある)。あの時、頑張ったがために。だから、応援はすごくありがたいんですけど、私たちもスケーターになるために生まれてない。自分の人生があって生きているというのは忘れないで応援してほしいとは思います」と話していた。

 また、「フィギュア新時代 女王になるのは誰?」という質問には、平昌五輪4位の宮原知子(20)を挙げ「コツコツ努力型のまじめな選手。最近ピアスをあけて、それだけで“どうしたの”みたいな」と性格を説明。その上で「ルール改正で点数が稼ぎやすくなった。スピンの出来栄え点で、以前までプラスマイナス3だったのが今季から(プラスマイナス)5。そこにジャンプでの加点がつくと(さらに)強みが増す」と解説していた。

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