古市憲寿氏、ハロウィーンで混乱の渋谷に「メディアがたくさん行くから」

[ 2018年11月1日 13:59 ]

 社会学者の古市憲寿氏(33)は1日放送のフジテレビ「とくダネ!」(月〜金曜前8・00)に出演。ハロウィーンで仮装姿の若者らが集まり、トラブルが相次いだ東京・渋谷について「単純にカメラとかメディアがたくさん行くから」と指摘した。

 ハロウィーン本番の10月31日から11月1日にかけ、警視庁渋谷署は混雑した渋谷の繁華街などで都迷惑防止条例違反(痴漢)や窃盗などの疑いで計13人を逮捕。番組では、渋谷の混乱ぶりなどを伝えた。古市氏は「祭りって人類の知恵だと思う。ある程度、定期的にこうやってガス抜きしないと変な形でいろんな欲求が暴発してしまう。だから、これくらいの騒動っていうのは、もちろん迷惑だという人もいるんですけど定期的にあってもいいのかなあと思う」とし、渋谷に集まることには「単純にカメラとかメディアがたくさん行くからですよね。メディアがもしもお台場とかにばっかりいたら渋谷に集まらないだろうし。だから、メディア側も盛り上げて人が集まるってマッチポンプなのかなという気もしちゃいますけどね」と指摘した。

 キャスターの小倉智昭氏(71)が「ということはメディア側にも伝える責任がある?」と聞くと、古市氏は「一切、ハロウィーンのニュースをメディアがもしもやらなかったら渋谷にそんなみんな行かないんじゃないかなと思いますけどね」ときっぱり。小倉氏も「昔はハロウィーンなんて番組で取り上げなかった。最近はハロウィーン特集みたいなこと平気でやりますからね」と応じていた。

 また、小倉氏が「若者たちに“何か発散できるものは君たちにはないのか”って言っても馬耳東風だと思うから、こうなったら抑圧する方法ってないよね」と話すと、古市氏は「東京って広場ないんですよね。皇居前広場くらいしかなくて。だから集まる場所がないのでハロウィーンの日だけスクランブル交差点を広くして入場料とるとかそういう仕組みがあればいいと思うんですけど」と提案していた。

続きを表示

2018年11月1日のニュース