たけし 貴親方引退惜しむ「相撲界のためにお笑いもやって、頑張ってたけどね」

[ 2018年9月29日 23:36 ]

ビートたけし
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 タレントのビートたけし(71)が29日、自身がMCを務めるTBS系のニュース番組「新・情報7DAYS ニュースキャスター」(土曜後10・00)に出演。日本相撲協会に引退(退職)届を提出し、引退の道を選んだ貴乃花親方(46)について語った。

 たけしは貴乃花親方の考えについて「古いしきたりが嫌で、(しきたりにとらわれず)ちゃんとやりたいんだよね。古いしきたりをいいとこだけ守ってるのが」とコメント。さらに「昔は(1932年に改革を訴えた関脇の)天竜さんがまげ切って土俵に上がった事件だってあった。相撲界ってあんまり近代的じゃないんだよね」と私見を述べた。

 また、貴乃花を取り巻く状況についてたけしは「貴乃花に寄る年寄(親方)がいないってのは困ったね。普通は寄るじゃん、何人か。何人か集まって協会に文句言うならいいけど、孤立無援だからね」と、同情する一面も見せた。

 共演する安住紳一郎アナ(45)は「親方になってからの改革は、期待されている方も多かったわけで、また何か違う形で相撲界に影響を与える人物になってほしい」と発言。その言葉を聞き、たけしは「よくバラエティー出てきて、俺の番組にも来て、四股の踏み方とか教えてくれたんだよね。若い人をジャンジャン呼ぼうとしていた時期があって、そういうことやってたんだよね。吉本の興行だって出て、お笑いだってやって、頑張ってたんだけどね」と、相撲の形を変えようと率先し努力していた貴乃花親方の引退を惜しんだ。

 相撲協会は10月1日の臨時理事会で貴乃花部屋の力士ら10人の移籍について審議。協会関係者によると移籍が確定すれば貴乃花部屋は消滅し、所属先を失う貴乃花親方の退職が正式に決まる情勢となっている。

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2018年9月29日のニュース