吉澤ひとみ被告が芸能界引退 本人申し出で契約解除「弱さと未熟さ自覚」

[ 2018年9月29日 05:30 ]

芸能界を引退することが明らかとなった吉澤ひとみ被告(撮影・篠原岳夫)
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 酒気帯び状態で車を運転し、ひき逃げをしたとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で起訴された元「モーニング娘。」の吉澤ひとみ被告(33)が保釈され一夜明けた28日、吉澤被告の芸能界引退を所属事務所が発表した。

 事務所幹部がこの日までに、埼玉県内の病院に入院中の吉澤被告と面談。本人から引退の申し入れを受け、28日付で契約を解除した。

 吉澤被告は署名入りの文書で「この21日間独りでこれまでの人生を振り返り、自分自身と向き合う中で、自分の弱さと未熟さを自覚しました」と反省をつづり「今回の私の行動は決して許されることではありません。なにより、怪我(けが)をされた方に深くお詫(わ)びを申し上げます」と謝罪した。

 「今まで18年間お世話になった芸能界からは引退致します」と報告。「ファンの皆さま、ご支援いただいた皆さまには裏切るような結果となってしまったこと、本当に、本当に申し訳ございませんでした」としつつ「今後は自分が犯した罪を償い、一社会人として母として恥ずかしくない行動ができるよう、一歩一歩進んでまいります」と更生を誓った。

 所属事務所は今月6日の逮捕当初から、今回の事件を重く受け止め、厳重な処分も想定していた。しかし、勾留中は諸事情から十分な接見の機会が得られず、吉澤被告の心身も衰弱していたことから「どんな判断をするとしても、本人の明確な意思を確認してから」という方針で、事態の推移を見守ってきた。

 芸能界での居場所を失い、今後は法廷で自らの罪を裁かれる日々が待つ。捜査関係者によると、吉澤被告は勾留期間中、接見などで「家に帰りたい」と話し、2歳の長男を気にかけていたという。愛息と笑顔で向き合える日はいつになるのか。

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2018年9月29日のニュース