円楽、初期の肺がん公表「根治目指して治療」来月4日から11日まで休養

[ 2018年9月29日 05:30 ]

三遊亭円楽
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 落語家の三遊亭円楽(68)が28日、初期の肺がんであることを公表した。来月4日から11日まで休養し、手術に臨む。同期間中の公演は代役を立てて予定通り上演される。

 所属事務所はがんの状態を「初期」とのみ明かし、主治医の判断で手術による治療を行うとしている。発見された経緯などの詳細については「静かに治療に専念したいという円楽本人の希望で明かしていない」とした。

 円楽は「根治を目指して治療し、皆さまの元へは退院後すぐに帰ってまいります。これまでと変わらず、毎日お仕事をさせていただきます」と前向きなコメントを寄せた。

 所属事務所によると、本人は至って元気で普段と変わらない様子。円楽は「病気のこととあって楽しくない話題だけど、興行に迷惑をかけたくないので発表した」と話しているという。

 28日は東京・新宿末広亭で高座に上がった。集まった報道陣に病状などは語らなかった。前日27日は東京・文京シビックホールで独演会を開催。病気を感じさせない張りのある声で3席を披露。予定よりも12分オーバーする熱演だった。

 来月3日に宮城県内で開かれる林家たい平(53)との二人会を最後に休養する。4日から11日の間に手術を受け、12日に横浜にぎわい座で開かれる独演会で復帰する予定だ。休養期間中に日本テレビ「笑点」の収録はなく、番組に支障はないという。今月30日に東京・新宿で開かれる落語芸術協会主催の「芸協らくごまつり」にも予定通り出演。7月に死去した桂歌丸さんをしのぶトークショーなどに登場する。

 若い頃からヘビースモーカーだったが、現在は吸っていない。落語会で全国を回るほか、趣味のゴルフを続けており、過去に大病はなかった。

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2018年9月29日のニュース