さえぐさ鼻男 一度聞けばクセになる、軽妙語り口に独特の“間”

[ 2018年5月31日 07:00 ]

軽妙な語り口でニュースを読むさえぐさ鼻男
Photo By 提供写真

 音声プラットフォーム「ボイシー」で配信中のスポニチ公式ニュース、各曜日の担当パーソナリティーを連載で紹介します。最終回の第7回は木曜担当・さえぐさ鼻男。

× ×

 その語り口、軽妙にして洒脱(しゃだつ)。個性豊かな顔ぶれが並ぶスポニチ公式ニュースのパーソナリティーの中でも、とりわけ際立っているのが木曜担当のさえぐさ鼻男だ。お決まりのフレーズは「鼻につくー!」。面白いけど、何というか…。そんな、笑いとともに心をちょっぴりささくれ立たせる独自のネタを披露しつつ、一度聞けばクセになるひとときを編み出している。

 「自分の声が誰かのライフスタイルに届けられるのって素晴らしいことだと思います。スポニチの記事でスポーツを一層知るきっかけにもなっているし、リスナーの皆さんには凄く感謝しています」

 自らの声の引力に気づいたのは、ショットバーを経営していたときに常連客からかけられた一言だった。面白いね!とほめられた?「いえ、“ここに通ってマスターの声を聞いていたら、病気が治ったよ”とおっしゃっていただいて…」。その数年後、ライブに出演した際にある観客からも指摘された。今度こそ、面白かったです!と?「いえ、“とても良い声ですね!ネタはあれだけどっておっしゃっていただいて…」。何はともあれ?半信半疑は確信となり、お笑いと並行して声だけの表現活動にもフィールドを広げ始めた。

 軽やかな読み上げの裏では、お笑い芸人ならではのち密な“間”の計算を働かせている。リスナーが言葉を聞いてから情報を脳で認識する速度までもイメージし、巧みに番組を進行させる。最後にネタを披露する定番コーナー「きょうの一笑い」も聞き逃せない。

 せっかくなので締めくくりに一つ、お願いできますか?「じゃあ謎かけを。日本ハム・清宮選手とかけまして、佐々木希・渡部建の結婚のプレゼント、とときます」。ほう、その心は?「どちらもこうたろう(幸太郎/買うたろう)」…やっぱり、鼻につくー!

 ◆さえぐさ 鼻男(さえぐさ・はなお) 1972年(昭47)7月10日生まれ、東京出身。「鼻につくー!」をキーワードに、お笑い芸人として活躍中。ボイシーでは個人チャンネル「ポジティブニュース」も配信している。サーフィン歴23年と、波乗りもプロ級。

続きを表示

この記事のフォト

2018年5月31日のニュース