コナン原作・青山剛昌氏「藤本賞」受賞に笑顔「この賞に恥じないよう頑張る」

[ 2018年5月31日 12:42 ]

「第37回藤本賞」授賞式に出席した青山剛昌氏
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 顕著な活躍をした映画製作者に贈られる「第37回藤本賞」授賞式が31日、都内で行われ、人気漫画「名探偵コナン」の原作者で漫画家の青山剛昌氏(54)が出席した。

 藤本賞は映画にほれ込み、映画づくりに生涯を捧げ、269作品を製作した名プロデューサー・藤本真澄氏の功績を讃えて設けられた賞。毎年功績著しい活躍をした映画製作者を中心に表彰。17年4月から18年3月までの1年間に劇場公開された映画を対象に選考が行われ、同アニメの劇場版第21弾「名探偵コナンから紅の恋歌(ラブレター)」が藤本賞を授賞した。

 青山氏は「『藤本賞』は映画界における『沢村賞』だと聞きました。巨人ファンで野球ファンの僕としてはとれてとてもうれしいです。昨日巨人の連敗も止まりましたし、この賞に恥じないよう頑張っていこうと思います」と笑顔を浮かべた。

 授賞理由は1997年にスタートしたシリーズ21作目を迎えてもなお、原作者とプロデューサーを中心に定番に甘んじず常に新しい試みを加え、更なる観客層の拡大を志し、5年連続興行収入初記録を達成する530万人の動員を成し遂げ、高い評価と多くの観客を集めた作品を製作した功績に対して。青山氏の他に近藤秀峰氏、米倉功人氏、石山桂一氏も受賞した。

 藤本賞には賞金50万円、藤本賞特別賞、藤本賞激励賞には賞金30万円、ならびに各賞には副賞が贈られる。特別賞は「銀魂」の製作に対して松橋真三氏、奨励賞には「君の膵臓をたべたい」の製作に対して春名慶氏、臼井央氏が授賞した。

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