ポルノ 初の母校凱旋ライブ、99年生まれの“同期”卒業祝福

[ 2018年3月2日 04:00 ]

広島県尾道市の母校・因島高校の卒業式でサプライズライブを行い生徒と記念撮影するポルノグラフィティの岡野昭仁(右)と新藤晴一
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 男性デュオ「ポルノグラフィティ」が1日、広島県尾道市の母校・因島(いんのしま)高校の卒業式にサプライズで出席した。初の母校凱旋で、デビューした1999年に生まれた卒業生の門出を祝福した。

 本州と四国を結ぶ「しまなみ海道」の途中、瀬戸内海に浮かぶ因島。2人は卒業式の最後に「この先輩が来てくれました!」と呼び込まれて登場。色めき立つ93人の卒業生や保護者らに、ボーカル岡野昭仁(43)は「93年卒の岡野昭仁です。皆さんご卒業おめでとうございます」とあいさつ。「おかえり〜」の声援が飛んだ。

 卒業生は99年4月からの1年間に生まれた生徒。ポルノは99年9月デビューの“同期生”で、岡野は「来るならこのタイミングしかなかった」と説明。新藤晴一(43)のギター演奏でデビュー曲「アポロ」を歌唱すると、手拍子を送る生徒たちに「気持ちええけん、もう1曲やってええ?」と笑顔。ヒット曲「ハネウマライダー」も披露した。

 卒業生の中には、ポルノの同級生の息子もいた。田畑慧さん(18)は、父・源さん(42)が新藤の友人。「小さい頃によく遊んでもらった。こんな近くで歌が聴けて心が震えた。因島高校で良かった」と喜んだ。

 因島高はポルノの原点。軽音学部時代、新藤が岡野をバンドに誘ったことで2人の音楽人生がスタート。93年3月に卒業後、大阪でのアマチュア活動を経てデビューにたどり着いた。岡野は「10代は思い切ってやればいい。七転び八起きで、転んでもすぐに立ち上がれる。仲間と離れるのは寂しい。でも、また会った時に成長を見せ合えるのが仲間。切磋琢磨(せっさたくま)してください」とエールを送った。

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