テレ東 この春も“らしさ”継続 ポイントは日曜日の強化と経済コンテンツ

[ 2018年3月2日 17:01 ]

テレビ東京
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 「テレビ東京・BSジャパン4月期番組改編説明会」が2日、東京・六本木のテレビ東京新本社で行われ、この春の番組改編の骨子などが発表された。

 テレビ東京の改編率は全日帯15・5%、ゴールデン帯(午後7時から同10時)20・0%、プライム帯(午後7時から同11時)23・9%。テーマは「もっとテレ東らしく」とし、キャッチフレーズに「世界の“今”も、池の水も、経済も。気になるところ伝え“抜き”ます!」と掲げて、改編を行う。

 編成のポイントは大きく分けて2つ。1つ目は日曜の強化。ジャーナリストの池上彰氏(67)のレギュラー番組として「日曜ゴールデンの池上ワールド」(4月8日スタート、日曜後9・00)がスタート。さらに人気シリーズに成長した「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」(日曜後7・54)を月イチのレギュラーとして放送する。

 「池上ワールド」は、同局にとって“池上無双”として人気となった選挙特番などでさまざまな番組を作ってきた池上氏との念願のレギュラー番組。メーンコンテンツが池上氏も自ら“ワイフワーク”と位置づける「池上彰の現代史を歩く」となる。世界各地の“現代史の現場”へ出向き、今の世界に起きているニュースや現代史を解説していく。緊急生放送やさまざまな池上特番にも柔軟に編成していくという。

 池上氏が案内役を務め、宮崎美子(59)、草刈民代(52)、坂下千里子(41)、小島瑠璃子(24)らが旅人として登場する。初回のテーマは「朝鮮戦争は終わっていなかった」(仮)。昨年12月に取材を済ませており、旅人として宮崎、小島が38度線に出向いたという。番組の福田裕昭プロデューサーは「本人も集大成と言っている。この番組がレギュラーとして最後になると思う」と話した。縄谷太郎編成部長によると、放送時間は「池上―」「池の水―」ともに「基本的には20時から22時の2時間で運用する」という。

 2つ目は経済コンテツの充実。月曜から木曜の午後10時の経済ブランド化を図る。月曜には連続ドラマ「ドラマBiz」枠を新設し、ビジネスや経済の現場、働く人たちがテーマの大人のドラマ枠を目指す。第一弾は俳優の江口洋介(50)主演の「ヘッドハンター」となる。これに伴い、水曜日に枠移動する「未来世紀ジパング」をはじめ、火曜日の「ガイアの夜明け」、木曜日の「カンブリア宮殿」に続く、経済コンテンツを充実させ、4番組の連携も行っていく。

 開始から30周年となる「ワールドビジネスサテライト」(月〜金曜後11・00)、同じく20周年の「モーニングサテライト」(月〜金曜前5・45)といった同局の2大経済ニュースがリニューアル。「モーニング―」に女優の宮澤エマ(29)が新加入するなど、一部の出演者変更や連携強化を行い、ビジネスシーンで役立つよう内容の充実させていく。新ドラマとしては「ヘッドハンター」のほか、松重豊(55)主演の人気ドラマの第7弾「孤独のグルメSeason7」(金曜深夜0・12)、上川隆也(52)主演の「執事 西園寺の名推理」(金曜後8・00)が編成される。

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