”名付け親”中居正広、沙知代さん偲ぶ「元気ですかね、サッチー」

[ 2018年3月2日 22:03 ]

野村克也氏(左)と沙知代さん(2011年撮影)
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 元SMAPの中居正広(45)が2日、自身の冠番組であるTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・57)に出演。昨年12月8日に虚血性心不全のため急逝したタレントの野村沙知代さん(享年85)を偲んだ。

 番組には沙知代さんの夫で、プロ野球のヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也氏(82)が出演。都内の中華料理店で野村氏と会食した中居は、妻を亡くしてから3カ月近くが経った野村氏に「慣れました?」と今の生活について気遣う口調で話しかけた。すると、野村氏は「慣れるわけないじゃん」と苦笑いを浮かべながら即答。そして、再会を祝して中居が「乾杯しましょうか。何に乾杯しましょうか」と促した。すると、野村氏は「サッチー」と断言。これを受けた中居は「サッチーに乾杯」と言って野村氏とグラスを合わせると、「元気ですかね、サッチー」としんみりとした表情でつぶやいた。

 中居は2014年3月に終了したフジテレビの名物番組「笑っていいとも!」で沙知代さんと共演。「サッチー」の愛称をつけたのが中居で、その後、その呼び名が世間に定着。野村家に遊びに行くなど、夫妻と公私にわたって交流があったことで知られる。

 この日の番組では野村氏と沙知代さんのなれそめや「なんとかなるわよ」が口癖だった故人の人生について紹介。改めて野村氏がスタジオに登場すると、中居は「(時間が経つのが)早いですか」と再び問いかけた。「心の準備をする前に逝っちゃったから。一番悪い死に方ですよ。ポックリですから」と亡くなる当日まで元気で、突然逝ってしまった沙知代さんについてボヤいた野村氏。

 「実際、今どうですか?」と中居が現在の生活について尋ねると「だぁ〜れもいない家に帰るのってよ、分かる?」と再びボヤき。これに中居が「僕は30年ぐらいだぁ〜れもいない家に帰ってますよ」と応じると野村氏の頬が思わず緩み、2人の長い信頼関係がにじんだ。突然の他界を「あっけない幕切れ」と表現した中居に「サッチーさんらしいといえばサッチーさんらしい」と受けた野村氏。中居も多くは語らず「サッチーらしい」と故人を偲んだ。

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2018年3月2日のニュース