大杉漣さんが急死 66歳 急性心不全 名バイプレーヤーとして人気

[ 2018年2月21日 20:30 ]

亡くなった俳優の大杉漣さん
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 「ソナチネ」や「HANA―BI」など、北野武監督(71)の映画をはじめ、数多くの作品で存在感を示した俳優の大杉漣(おおすぎ・れん、本名大杉孝=おおすぎ・たかし)さんが21日、急死した。66歳。徳島県小松島市出身。

 所属事務所が「弊社所属の大杉漣が、2018年2月21日午前3時53分に急性心不全で急逝いたしました」と公式ホームページで発表。葬儀は本人、家族の意向により親族のみで執り行うとし、「これまでお世話になりました共演者、スタッフならびに関係者、応援してくださったファンの皆様におかれましては、生前のご厚誼を深謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と記した。

 明治大を中退し、1974年転形劇場入団。80年に高橋伴明監督「緊縛いけにえ」で映画デビュー。84年以降舞台活動に専念するも88年の転形劇場解散によりフリーになり、90年から再び映画、テレビで活躍。93年に北野武監督の映画「ソナチネ」に出演し、注目を浴びた。

 以来、北野作品の常連で、98年同監督の「HANA―BI」と崔洋一監督の「犬、走る DOG RACE」で映画賞の助演男優賞を総なめに。その後も映画、ドラマで活躍。昨年1月には日本テレビ系「ぐるぐるナインティナイン」の人気コーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!18」のレギュラーとなり、同年8月24日に自身初のピタリ賞を出すと翌週9月7日放送分でもピタリ賞を出し、ゴチ史上初の2週連続ピタリ賞として話題になった。故郷をホームとするサッカーJ2リーグ・徳島ヴォルティスの熱狂的なサポーターとしても知られる。

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