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久保 3連勝で防衛王手、振り飛車党の意地 熱闘130手決着

第67期王将戦7番勝負第4局第2日 ( 2018年2月20日    兵庫県尼崎市・都ホテルニューアルカイック )

<王将戦第4局第2日>防衛に王手をかけ、尼崎名物どら焼き「神輿(みこし)」と“金メダル”を手に笑顔の久保王将
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 久保利明王将(42)に豊島将之八段(27)が挑む第4局は20日、2日目が指し継がれ、久保が130手で勝利した。3度目の相振り飛車になり、最後は両者残り時間2分ずつの大熱戦。久保が対戦成績を3勝1敗とし、通算4期目の王将位へ王手をかけた。第5局は3月6、7日に島根県大田市「さんべ荘」で指される。

 尼崎にはまたも大熱戦が待っていた。午後1時57分、5時17分、4時45分。控室に集う棋士らの形勢判断は今期3局の終局時間を越え、日が暮れても「互角」から動かなかった。

 「久保優勢」の声が出たのは7時ごろで、同12分、水を口に含んだ豊島が投了を告げた。残り時間、両者2分ずつ。昨年の王将戦尼崎対局の第2局、当時の郷田真隆王将に挑んだ久保が連勝発進したが、その時の両者1分将棋の再現を見るようだった。

 久保ペースで進んだ1日目。異変は昼食休憩明けに訪れた。「切羽詰まってはいません。まだ一気にはいかないと思う」。昼食休憩時、久保は穏やかな流れを展望した。一方の豊島は「激しくなる変化があって、終盤まで考えられる局面 です」

 言葉通り、久保の66手目[後]4五歩に動いた。[先]7七桂、[先]6五桂(第1図)の連続跳躍。攻守交代し、8六にいた豊島角が[先]6四角から[先]4六角と久保の攻撃拠点を消去した。

 見応え十分の攻防の末、勝負を分けたのは解説の大石直嗣七段によれば、久保の攻防の一着。104手目[後]7四銀が金にヒモをつけて守護、続く[後]8九飛成の反転攻勢で「ダメだと思った」と豊島の戦意を喪失させた。「私の土俵です」と語ったこともある相振り飛車で、生粋の振り飛車党が意地を見せた。

 第5局までには名人戦A級順位戦の最終10回戦が3月2日にある。ここでも久保、豊島は6勝3敗で首位並走する。両者黒星以外の確率75%で、4月から始まる佐藤天彦名人への挑戦権をいずれかがつかみ取る。

 トップ棋士11人による挑戦権争いは年度を通じて好成績が求められる過酷な戦い。王将戦7番勝負の価値も実証するもう一つの戦いが待ち構える。

 ▼久保利明王将 2、3筋辺りでいろんな攻め方があったと思う。うまくいっているように見えてもそうではなかった。良くなったのは、飛車が(敵陣に)回って利いてくる形になってから。次局は自然体でいきます。

 ▼豊島将之八段 端攻めはかなり嫌だったが、どう受けるのか難しかった。(久保に104手目)[後]7四銀とされてまずかった。次局は、しっかり振り返り頑張りたい。

[ 2018年2月21日 05:30 ]

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