井山七冠、世界制覇ならず 囲碁LG杯、決勝で敗退

[ 2018年2月8日 15:21 ]

 囲碁の国際棋戦、第22回LG杯朝鮮日報棋王戦決勝3番勝負の第3局は8日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、全七冠を保持する井山裕太碁聖(28)は中国の謝爾豪五段(19)に226手で敗れ、対戦成績1勝2敗で敗退、主要国際棋戦での初優勝はならなかった。

 井山碁聖は準決勝で世界最強とされる中国の柯潔九段(20)を破り、決勝に進出、日本の第一人者が悲願の世界一なるかに注目が集まっていた。

 LG杯は持ち時間が長い主要国際棋戦。日本勢のLG杯優勝は1998年に王立誠九段、2005年に張栩九段が果たした。井山碁聖は13年に早碁のテレビ囲碁アジア選手権で優勝しているが、主要国際棋戦での優勝はまだなく、今回は初制覇が懸かっていた。

 5日の第1局は謝五段が先勝。井山碁聖は7日の第2局を勝利し、決着を最終局に持ち込んだが、一歩及ばなかった。謝五段は若手の有望株で、LG杯初優勝を飾った。(共同)

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