月9最低視聴率も「民衆の敵」ギャラクシー賞月間賞「政治をテレビドラマとして面白く」

[ 2018年1月22日 15:25 ]

フジテレビの連続ドラマ「民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?」イベントでの(左から)前田敦子、高橋一生、篠原涼子、石田ゆり子、斎藤司
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 昨年10月期に放送されたフジテレビ“月9”「民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜」(月曜後9・00)が「ギャラクシー賞12月度月間賞」を受賞した。

 最終回は視聴率4・6%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)。30年の歴史を誇る“月9”史上最低に沈んだが、ギャラクシー賞の選評は「御都合主義やはしょりすぎな部分もあったが、『政治』に正面から向き合いつつ、それをテレビドラマとしておもしろく見せることに成功していた。これを見せたいというテーマをエンターテインメントに仕上げるフジテレビらしさも感じる。復調の兆しか」と評価している。

 月9初主演の女優・篠原涼子(44)演じる平凡な主婦・佐藤智子が新米市議となり、世にはびこる社会問題と腐った政治をぶった斬る市政エンターテインメント。

 12月度は「民衆の敵」のほかに、日本テレビ「NNNドキュメント’17『記憶の澱』(12月3日放送、制作・山口放送)、10月期のTBSドラマ「監獄のお姫さま」、10月期のテレビ朝日昼帯ドラマ「トットちゃん!」が月間賞に輝いた。

 「ギャラクシー賞」は放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するため1963年に創設。批評活動の一環とし、自主的に番組を推奨する「月間賞」を運営している。

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