LDP、CDP、JCP…名は体を表さない?興味深い各党の英語表記

[ 2017年10月18日 10:30 ]

インターネット動画配信サイト「ニコニコ動画」の討論会を終えて握手する(左から)日本のこころの中野代表、立憲民主党の枝野代表、共産党の志位委員長、希望の党の小池代表、自民党総裁の安倍首相、公明党の山口代表、日本維新の会の松井代表、社民党の吉田党首
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 日本在住の外国人に参政権がないため、日本の国政選挙における英語報道の需要はあまり高くはない。それでも国会解散や公示などの節目では英語メディアもそれなりに扱っている。各政党とも英語名を定めているが、中には党の本質が見え隠れしたり、実体と逆に聞こえるものもあり、なかなか興味深いのでここで紹介したい。

 自民党は「Liberal Democratic Party」。略称LDP。今回の選挙のキーワードの一つである「リベラル」という言葉が入っている。「ん?立憲民主党のこと?」と思われる方がいてもおかしくない。

 公明党は「Komeito」。主要政党では唯一、日本語をそのまま表記する。「公明」を翻訳サイトに入力すると「Fairness」などと訳されるが、ニュアンスが微妙に違うのかもしれない。「公明」と「新党平和」が合流し、公明党を再結成した98年以降は最初に「New」がついていたが、14年に外されている。

 希望の党は「Party of Hope」。略して単に「Hope」とも呼ばれる。期待する人材をホープと呼ぶが、国民の思いは果たして!?

 日本維新の会は「Japan Innovation Party」。かつて存在した維新の党と英語名は同じ。ちなみに代表は「Ichiro Matsui」で、アルファベットだとかなりインパクトがある。

 立憲民主党は「Constitutional Democratic Party」。略称CDP。「Constitution」は憲法を意味する。

 共産党は「Japan Communist Party」。略称JCP。自民党と同様、英語名も歴史が長く定着している。

 社民党は「Social Democratic Party」。略称SDP。前身の社会党時代から、英語ではこの名称だった。

 日本のこころは「Party for Japanese Kokoro」。英語と日本語が混在している。少数政党ではこのパターンも少なくない。

 ちなみに今回、公認候補を出していない民進党は「Democratic Party」になる。16年の結成時、前身の民主党と区別するため「Democratic Innovation Party」に変える案も出たが、頭文字のDIPが俗語で「間抜け」という意味もあるということで却下。結局、民主党時代から英語名は変わっていない。

 こうしてみると各党の英語名とも、苦心の産物であることが分かる。さあ、皆さんも「Lower House」の「General Election」に「Together」しよう。ん?(記者コラム)

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