「ONE PIECE」実写化 ハリウッドでTVドラマ化されるワケ

[ 2017年7月21日 12:03 ]

「ONE PIECE」連載20周年記念記者発表会に出席した「週刊少年ジャンプ」の中野博之編集長
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 人気漫画「ONE PIECE」がハリウッドでテレビドラマ化されることが21日、分かった。同日、東京・芝公園の「東京ワンピースタワー ONE PIECE LIVE ATTRACTION」にて開催された「週刊少年ジャンプ」連載20周年記念イベントで同誌の中野博之編集長から発表された。人気ドラマ「プリズン・ブレイク」などを手がけたマーティ・アデルスタイン氏率いるトゥモロースタジオの制作となる。

 中野編集長は取材に応じ、「実写化のオファーはいろんな方向からいただいていたが、最後まで着地できなかった。いろいろが要因があるが、発表できたのは我々のいろいろなハードルを超えて企画が成立したということ。期待していただきたい」と自信。日本の漫画の海外ドラマ化は「聞いた中では、初めて」という。「プリズン・ブレイク」超えという制作費に関しては「我々が安心できる、納得できる額」。今回の企画は3年前からでていたといい、日本ではなく、海外での制作に至った経緯は「いろんな理由はあるが、尾田(栄一郎)先生も我々もマンガのファンを裏切らない、クオリティーが担保できるかどうか。(日本では)なかなかそれがクリアできなかった」と話した。

 テレビドラマという形にしたのは「いろいろな才能、資金面も含めて、ドラマが一番クオリティー高く作れると判断した」とした。尺という部分でも映画より、ドラマを選んだという。放送開始予定、日本での放送に関しては「未定」とした。CGを多用した作品になることは予想され、キャストについても「ノーコメント」。「これからの制作になっていくが、マンガのキャラクターの芯の部分がしっかり備わっているというのはチェックしていきたい」。日本のファンがどのような形で視聴できるかなどは「検討事項」とした。

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