村上春樹氏4年ぶり長編「騎士団長殺し」発売 ファン「冒頭から引き込まれる」

[ 2017年2月24日 08:41 ]

 世界的な人気作家、村上春樹氏(68)の新刊長編小説「騎士団長殺し」(新潮社、全2巻)が24日、発売された。村上氏の長編は「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」以来、4年ぶり。複数巻にまたがる長編では、2009〜10年出版の「1Q84」以来で、7年ぶりとなる。

 新潮社は発売前に重版を決め、発行部数は「第1部 顕れるイデア編」が70万部、「第2部 遷ろうメタファー編」は60万部の計130万部。

 各地の書店では、午前0時の発売を前にファンが詰め掛け、購入した本を大事そうに持ち帰ったり、書店で徹夜して読んだりする姿が見られた。

 発売前に約100人が列を作った東京都渋谷区の代官山蔦屋書店。川崎市の会社員(30)は「村上さんの作品は常に現実とファンタジーが入り乱れる。新作は、本人が奇妙な物語だと言っていたようなので、どれほど奇妙なのか楽しみ」。千葉市の会社員(33)は「一秒でも早く手に入れたかった。発売と同時に読めるのはすごく幸せ」と興奮した面持ちで語った。

 東京・神田の三省堂書店神保町本店では23日の営業を終えた午後8時すぎから準備に追われた。入り口には「村上春樹堂」と書かれたパネルも設置。書店員の女性は「村上さんの本の発売は『お祭り』。プレミアムフライデーにぜひ足を運んでほしい」と話した。

 同店では1階のレジ前に机と椅子を用意し「誰よりも早く村上春樹さんの新刊を本屋で徹夜して読む会」を開催。男性5人と女性2人に書店員らも加わり、作品世界に没頭した。十数年来のファンだという東京都の男性会社員(56)は「仕事に影響が出るが、できるだけ読んでおきたい。不思議さが村上さんらしい。冒頭から引き込まれる」と話した。

 23日未明に北海道洞爺湖町のJR室蘭線で貨物列車が脱線した影響で、北海道での発売は25日からになる見通し。

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