海老蔵 家族4人の食事に「感動」麻央観劇舞台 濡れ場は控えめ

[ 2017年2月24日 13:40 ]

目録を受け取る市川海老蔵
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 歌舞伎座3月公演「三月大歌舞伎」(3月3日初日)夜の部「助六所縁江戸桜」で主役・花川戸助六を演じる歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が24日、東京・築地で築地魚河岸会「江戸紫の鉢巻」の目録授受に出席した。妻で乳がん闘病中のフリーアナウンサー小林麻央(34)について「病状としては凄く好転しているわけではないが、外に出て歩くだけの気持ちがあります。この間(子ども2人と)4人、公園に行って晩ご飯を食べたのにはジーンとしました」と近況を語った。

 麻央は1月19日に退院し、現在は自宅療養中。「病状としては凄く好転しているわけではないが、外に出て歩くだけの気持ちがあります。放射線治療というのは大変ですが、それが抜け出してきていて。自分の足で病院にも行きますし『僕、出かけるけど行く?』と毎日聞きます。『きょうはいい』『きょうは行く』と返事が来るので、彼女の体調との話し合いというか。この間は幼稚園の迎えの後に、たまたま4人になり、4人公園に行って晩ご飯を食べたのにはジーンとしました」と明かした。

 麻央は今月18日に「六本木歌舞伎 座頭市」を観劇。昨年6月にがんを公表して以降、初めて海老蔵の舞台に足を運んだ。「体調が日によって違いますが『見に行きたい』とずっと言っていた。『きょうどうだろう?』と誘ったら、体調がよかったようで。2時間、アッという間で『楽しかった』と。ちょっとエッチなシーン(寺島しのぶとの濡れ場)があったので、麻央に見せるのは気が引けたので、ちょっと控えめに演じました」と冗談を交えながら語った。

 「助六由縁江戸桜」の助六は「成田屋」の屋号を持つ市川家に伝わるお家芸で、歌舞伎十八番の一つ。江戸で一番の人気者である粋でいなせな美男子・助六と吉原一の遊女・揚巻を中心に展開する物語で、歌舞伎作品の中でも特に人気がある演目。公演前に魚河岸と吉原へあいさつに行き、舞台で使用する小道具を贈られる慣例は現在、築地魚河岸会「江戸紫の鉢巻」の目録授受として引き継がれており、市川宗家が助六を上演する際には代々の助六役者が伝統を受け継ぎ、魚河岸を訪問している。

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