チャンス青木さん死去 漫才協会理事 「ナイツ」トークネタでおなじみ

[ 2016年12月6日 12:26 ]

28日に死去した、チャンス青木さん(漫才協会提供)
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 お笑いタレントで、漫才協会の理事を務めるチャンス青木さんが先月29日に死去していたことが6日、分かった。72歳だった。

 漫才協会によると、先月22日、東京・浅草公会堂で行われた「漫才大会」では元気な様子を見せていたが、同26日に体調を崩し、29日、都内の自宅で亡くなったという。葬儀・告別式は近親者で行った。「お別れの会」は来年2月、「W一門」が中心となり東京・足立区内の青木さんゆかりの場所で執り行う予定。

 青木さんは、大学卒業後、一般企業に入社し、退職後の1972年に元「Wけんじ」の宮城けんじさん(享年81)に弟子入り。77年に斎藤チャンスと「Wチャンス」を結成した。2002年に漫才協会の理事に就任。漫談からの選出は青木さんが初めてだった。

 テレビなどの出演はほとんどなかったが、「浅草の師匠」の代表格として、お笑いコンビ「ナイツ」のトークネタでたびたび登場。漫才協会の若手指導役として、後輩からの信頼も厚かった。

 訃報を受けて、同会所属の木曽さんちゅう(46)が5日夜にツイッターを更新。「あのいつもハイパーなチャンス師匠が…信じられません。僕が漫才協会に入って以来、ずっと変わらず気に掛けてくれて、本当に有難うございました」と先輩の死を悼んだ。

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2016年12月6日のニュース