巨泉さん 大学2年からジャズ評論家活動、危機感覚えラジオ転身

[ 2016年7月21日 06:42 ]

大橋巨泉さん死去

 ジャズ評論家としての活動は大学2年の時に始めた。評論の対象としていたのは「ジャズの帝王」と呼ばれた米トランペット奏者のマイルス・デイビスら。評論を書いて原稿料を受け取るようになるまでは苦労しなかったが、大きな壁となったのはベテランの評論家だった。

 当時、全国紙の音楽時評や専門誌のレコード評の欄を全てベテランが押さえていたため危機感を覚えたという。さらに、ジャズ評論の需要がそれほど多くはないという現実にも気付き、ラジオの仕事に転身した。

 後に「ジャズ評論家の原点に立ち返ろう」と、97~00年にTBSラジオで「巨泉のジャズABC」の司会を担当した。

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2016年7月21日のニュース