巨泉さん在宅介護で体調急変 妻・寿々子さん「誤投与なければ」

[ 2016年7月21日 05:50 ]

04年、自身の古希と自伝出版を祝う会で大橋巨泉さんと寿々子夫人
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大橋巨泉さん死去

 巨泉さんの体調が急変したのは4月5日に国立がん研究センター中央病院を退院して在宅介護に切り替えてからで、その詳細を生前、「週刊現代」の連載最終回で明かしていた。モルヒネ系の鎮痛剤を投与されてから記憶が薄れ4月11日に緊急入院。約3週間、記憶を失い「九死に一生を得たが、82歳の老人には大打撃だった」とつづった。

 妻の寿々子さんはマスコミに宛てた文書の中で、入院先の医師から「“死因は急性呼吸不全”ですが、その原因には、中咽頭がん以来の手術や放射線などの影響も含まれますが、最後に受けたモルヒネ系の鎮痛剤の過剰投与による影響も多い」と伝えられたとし、「在宅介護の痛み止めの誤投与がなければと許せない気持ちです」と記した。

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2016年7月21日のニュース