勝地涼「ビビった」“年老いた坊ちゃん” 瀧本美織も「深みがある」

[ 2016年5月30日 12:12 ]

ドラマ「“くたばれ”坊っちゃん」の会見を行った勝次涼と瀧本美織

 俳優の勝地涼(29)と女優の瀧本美織(24)が共演したNHK-BSプレミアムのドラマ「“くたばれ”坊っちゃん」(6月22日後10・00)の会見が30日、東京・渋谷区の同局で行われた。

 愛媛放送局の開局75周年を記念して制作された地域ドラマで、地元でのオールロケを敢行。共に道後温泉に入ることができず無念さをのぞかせたものの、勝地は「ほとんど撮影で休みは1日くらいしかなかったけれど、早く終わった時は皆でご飯を食べに行った。やっぱり海鮮がうまいですね」と述懐。一方の瀧本は「私は毎日、おいしいものを頂いていた。やっぱり海の幸。最高です」と満足げに振り返った。

 勝地は、夏目漱石の「坊っちゃん」で、坊っちゃんに成敗された赤シャツの孫という設定で、年老いた坊っちゃんと思わせる老人と出会う。老人役は山崎努(79)で、「正直ビビッていた部分はあったけれど、果敢に攻めようと思った」と苦笑い。それでも、「とことん役と真っすぐ向き合って突き詰め、いい作品を生み出そうとする方。立っているだけで(芝居が)成立する。僕は不安で何かを足したり、セリフに抑揚をつけようとするので、まだまだその域に達していない。震えるような感じがあったし、ご一緒できたことに感謝しています」と最敬礼。瀧本も、「発せられるセリフに真実味があって、言葉一つ一つに深みがある。とても尊敬する役者さんです」と心酔していた。

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2016年5月30日のニュース