遺志受け継ぐ…蜷川さん創設の高齢者劇団が活動継続を決定

[ 2016年5月30日 05:30 ]

 埼玉県の文化事業の一環として国内外で公演を繰り広げてきた平均年齢77歳の高齢者劇団「さいたまゴールド・シアター」が創設者の演出家、蜷川幸雄さん=12日死去=の遺志を継ぎ、今後も活動を続けることを決めた。団員39人の多くが継続を希望、12月7日にさいたま市で開かれる群像劇「1万人のゴールド・シアター2016」に向けて再出発する。

 12月の群像劇はノゾエ征爾さんが演出、脚本を担当。ゴールド・シアター以外からも60歳以上の参加者を募集し、20年東京五輪・パラリンピックの文化プログラムに発展させる狙いだ。このほか蜷川さんの生涯をモチーフにした舞台「蜷の綿」の上演も進める。

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2016年5月30日のニュース