三平が「笑点」新メンバー!新司会の昇太と“バトル”の予感

[ 2016年5月30日 05:30 ]

女性記者の質問に身を乗り出し答えようとする春風亭昇太を抑える林家三平(中央)。右端は24時間テレビでマラソンに挑戦することが決まった林家たい平

 落語家の林家三平(45)が29日、生放送された日本テレビ「笑点」(日曜後5・30)の大喜利コーナーに新メンバーとして加わった。桂歌丸(79)の後継となった新司会者・春風亭昇太(56)も自己採点「160点」の上々の滑り出し。また大喜利メンバーの林家たい平(51)が8月27、28日放送の「24時間テレビ」のチャリティーマラソンランナーを務めることも併せて発表された。

 黒の紋付き袴(はかま)姿で大喜利コーナーに登場した三平は、先週まで昇太が座っていた林家木久扇(78)、三遊亭円楽(66)の間に座った。「噺家冥利(はなしかみょうり)に尽きる仕事」と光栄に感じながらの初出演。それでも自然体でお題に答え、めったに人を褒めない円楽に「変に勘違いしていない答えを出すところはさすが」と舌を巻かせた。

 「司会者にキャッチフレーズ」というお題では「姉が“独身ちび野郎”と言ってました」と、姉の泰葉が07年に春風亭小朝と離婚時に小朝に言った「金髪豚野郎」をもじる場面も。すると昇太が座布団4枚を全部取り上げ、「歌丸VS円楽」に代わる新ライバル対決に発展しそうな予感を漂わせた。

 昭和の爆笑王・初代林家三平の次男で、妻は女優の国分佐智子(39)。番組後の会見では「ゴタゴタした家庭の人が多い中、家は円満で奥さんがきれいなのが新鮮だったのが起用理由」と昇太が勝手に分析。「僕の環境が理由なんですか?」と聞き返した三平に対し、独身の昇太は「ただし不愉快」と付け加え、笑いを誘った。

 オファーを受けたのは3月。日本テレビ内で「偉い人」に囲まれると、すぐに出演を承諾した。ただ「誰かに言ったら出演を見合わすことも」と、サスペンスドラマのようなことを言われ「今日まで家族にも一切秘密にしていた」という。同局の正式な起用理由は「40代」と「屈託がないところ」。10年ぶりの新加入となった三平は、来週から番組内で着るベージュ色の着物姿で「家に帰って家族と父の仏壇に報告したい」と笑った。

 ◆林家 三平(はやしや・さんぺい)本名海老名泰助(えびな・たいすけ)。1970年(昭45)12月11日、東京都台東区生まれの45歳。中央大学経済学部在学中の89年に林家いっ平として林家こん平に弟子入り。93年二ツ目、02年真打ちに昇進。英語や中国語の落語にも挑戦した。09年に父の名跡林家三平を襲名。11年、女優国分佐智子と結婚。兄は九代目林家正蔵。

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