高橋みなみ 新たな出発ファンに誓い涙「立ち止まりたくありません」

[ 2016年4月10日 15:59 ]

キリンビール「氷結」あたらしくいこう宣言式で涙を流す高橋みなみ

 8日の劇場公演をもってAKB48を卒業した高橋みなみ(25)が10日、都内で行われたキリンビール「氷結」あたらしくいこう宣言式に登場。多くのファンを前に自ら紡いだ言葉で今後の決意表明を行い、涙を流した。

 集まったファンを前に「AKB48としての船は降りましたけど、高橋みなみとしての船に乗ってきていただけているのかな。私の船は速いので、どんどん乗ってきていただければ」とメッセージ。

 イベントには高橋の船出を祝して同CMシリーズで、人気スカバンド「東京スカパラダイスオーケストラ」とのコラボで帽子を含め全身に黒をまとったバスサックスを披露するタレントで東京海洋大学名誉博士のさかなクン(40)も駆けつけ、演奏で激励。これには高橋も「不安なこともたくさんあるけど、こうやってエールをいただけると前に進まなきゃなと思います。すごいかっこいい、感動です」と大感激だった。

 イベントの最後には“あたらしくいこう宣言”として高橋自らの言葉でスピーチをしたためた。「私、高橋みなみは先日、10年間お世話になったAKB48を卒業しました。ちょうど25歳の誕生日でした。10年間を言葉にするのは難し、考えても考えて出てくる言葉はありがとうの5文字です。もちろん、振り返れば楽しいことばかりではありません。辛いこともたくさんありました。泣いていることのほうが多かったかもしれません。それでも10年たって、最後の日に思ったのはありがとう。あの日、笑顔で言えたありがとうを私は一生忘れません。この先、1人で歩く道で打ちひしがれることもたくさんあると思いますが、皆さんと一緒だったら何でも超えられると思います。(中略)私は立ち止まりたくありません。ゆっくりでいい、0・1ミリでも進みましょう。ただ、未来はいまこの瞬間から作られます。だから、どんな形であっても目の前に現れた新しいことを私は一生懸命やりたい。あたらしくいこう、始まりの一歩を踏み出すために。あたらしくいこう、まだ見ぬ自分に出会うために。私、高橋みなみは努力は必ず報われると、この先の人生をもって証明します」と5分半あまりの長文で力強く宣言。途中、感極まって大粒の涙を流す場面もあった。

 思いがけない涙に「泣かないつもりだったんですけど」と照れ笑いを浮かべたつつ、「卒業公演の最後に初めて言葉に詰まってしまって、言いたいことが言えなかった。卒業の2日後に宣言させていただいて、凄く嬉しい機会をいただけた」とすがすがしく笑った。
 大役を終え「緊張したー!」と安ど。「自分の書いた言葉なので、緊張しましたね。きちんと思いを伝えること、言葉にすることは大切だとAKBにいて思っていたので、ひとりの高橋みなみとして伝えられたらなと思った」と話した。高橋は9日からオンエアされている「氷結」の新CMで演歌歌手の小林幸子(62)と共演。「(共演に)本当に緊張してしまった」としながも「人柄に触れて、すごい優しくて嬉しかった。こぶしも教えていただいた。忘れられない撮影になった」。新CMでは高橋も小林の豪華衣装をまとって登場。小林が他のタレントに自身の衣装を貸し出すのは初めてだといい、「まさかご本人の衣装をお借りするとは思わなかった。誰かは着たことあるんだろうと思っていたら、貸したことないんだよって。初の貸し出しが私だったんです。繊細に扱いました。ありがたい」と貴重な体験を感謝した。

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