TSC実行委員長 GPの木下彩音さん絶賛「石原さとみを超える」

[ 2015年9月24日 05:57 ]

第40回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリに輝いた木下彩音さん

 40回目の節目を迎えた「ホリプロタレントスカウトキャラバン」の決選大会が23日、都内で行われ、京都市の高校1年生、木下彩音さん(15)が過去最多の応募3万9702人の中からグランプリに輝いた。事務所の先輩となる石原さとみ(28)を目標に挙げ「演技力と表情の豊かさに憧れる。将来はハリウッド進出もしたい」と瞳を輝かせた。

 清楚(せいそ)な顔立ちが発表の瞬間、くしゃくしゃになった。家族や親戚らが見守る前での栄冠。「うれしくてけいれんしています。もらえると思っていなかったんで…」と大粒の涙を流した。

 大会テーマは「♯kawaii」。具体的な技能は問われず、全世界に「カワイイ」を発信できる人材が求められた。漫談やバレエ、書道など奇抜な“自己発信”が相次ぐ中、木下さんは歌手きゃりーぱみゅぱみゅ(22)の曲に乗せたダンスを、本家そっくりの衣装で披露。審査員は「最もオーソドックスながら一番“カワイイ”を出し切った」と絶賛した。

 12年のフジテレビドラマ「リッチマン、プアウーマン」で石原さとみの変幻自在の演技を見て、女優に憧れた。過去2度受けた他のオーディションは決勝に残れなかった。母親が申し込んだ今大会で「三度目の正直」となった。

 とはいえ、本格的にレッスンを受けたことはなく、選考過程のダンスで技術不足から厳しい注意を受けた。だが、めげずに自宅で「暇さえあれば、踊ったり歩いたりしていた」と練習を繰り返した。そのため、爪先にたくさんのばんそうこう。「人生でこんなに頑張ったことはない。スイッチが入れば、できるんだと思います」と振り返った。

 報道陣が「京都弁で喜びを」と注文したが、「グランプリを獲れてうれしいです」と標準語で返答して大爆笑を誘うなど、愛らしいスター性ものぞかせ、「石原さとみさんのような女優になりたい」と夢を語った。

 大会実行委員長を務めたホリプロの阿部七絵氏は「女優もバラエティーもいける。石原さとみを超えます」と絶賛した。

 ◆木下 彩音(きのした・あやね)2000年(平12)2月21日、京都府生まれの15歳。京都市内の公立高校に通う1年生。現在の趣味は食べ歩き。特技は水泳、趣味は映画観賞。中学校ではソフトテニスとダンスに打ち込んだ。テーマになった「カワイイ」という言葉は「たまに言ってもらっていました」。1メートル55、血液型A。

続きを表示

この記事のフォト

2015年9月24日のニュース