假屋崎省吾 32年の思い込めた「時代は生け花に興味を持っている」

[ 2015年7月22日 10:41 ]

「假屋崎省吾の世界展」オープニングセレモニーに出席し、作品の前で笑顔を見せる假屋崎省吾

 華道家の假屋崎省吾(56)が22日、東京・日本橋三越本店で開催中の個展「假屋崎省吾の世界展」(8月3日まで)のオープニングセレモニーに出席した。

 仮屋崎の三越での個展は2003年からスタートし、今回で5回目。今回は琳派(りんぱ)400年をテーマに、室町時代から江戸時代まで、それぞれの時代をイメージした美の世界を表現している。「32年の華道家人生、三越さんへの思いを作品に込めた」と力を込めた假屋崎は「今まではあまりテーマは決めていなかったが、今回は琳派400年というテーマを考え抜いて作った。海外の人にもきっと喜んでもらえると思う」とPRした。

 生け花にとどまらず、屏風、着物などのデザインも総合的に手がけており、「フロア全体が假屋崎省吾というのは稀有。毎日メンテナンスもする。毎日表情も変わるので、何度でもいらっしゃっていただけるといい。スカッとする展覧会になっていると思う」と自信を見せた。

 生け花は、あらゆるジャンルで芸能人に抜き打ちテストを行い、その結果をランキング形式で発表するTBS系バラエティー「使える芸能人は誰だ!?プレッシャーバトル!!(プレバト)」(木曜後7・00)でも扱われているテーマ。假屋崎も同番組で採点を担当しているが、「あの番組で生け花も大評判になった。時代は生け花にすごい興味を持っている」と周囲の変化を実感している様子。「今でも敷居が高いと思っている方がたくさんいると思うけど、こういういった展覧会を契機に興味を持っていただけたら」と話した。

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