“けん玉演歌歌手”三山ひろし 故郷で紅白出場誓う

[ 2015年5月21日 06:30 ]

新曲「お岩木山」の舞台となっている、青森・岩木山をバックに紅白歌合戦出場を誓った三山ひろし。得意のけん玉に、青森名産のりんごを乗せた

 “けん玉演歌”で人気上昇中の演歌歌手三山ひろし(34)が20日、青森・岩木山でNHK紅白歌合戦出場を誓った。

 得意のけん玉に、紅白への思いを込めた。「山を登るように、さらなる高みへ上りたい」という意味で、大技「秘竜のぼりけん」に挑戦し、見事に成功。目指す高みとは、もちろん紅白だ。「自分のためでもあるが、師匠、故郷の高知、全国のファンのため紅白に出る」と誓いを立てた。

 2月に発売した最新曲「お岩木山」の舞台を初訪問。師匠の歌手・松前ひろ子(65)から贈られた紋付きはかまを着て、岩木山神社でヒット祈願。「武骨な山肌を見れば見るほど、日本のオヤジだなと思う。厳格な雰囲気と澄んだ空気で心が洗われる。恩恵を受けている気がする」と山を見つめた。

 自身初のご当地ソング。既に売り上げは5万枚を突破。発売から14週連続でオリコン演歌・歌謡曲チャートのトップ10入りと、ロングヒットの予感を漂わせている。

 岩木山が登場する名曲には、美空ひばりさんの「リンゴ追分」、松村和子(53)の「帰ってこいよ」などがある。三山も名曲に育てるべく、「岩木山は日本の故郷、素朴さの象徴だと感じる。皆さんの心に響く一曲にしたい」と力強く話した。

 ◆三山 ひろし(みやま・ひろし)本名・恒石正彰。1980年(昭55)9月17日、高知県南国市生まれの34歳。07年に日本クラウン創立45周年記念オーディションで準グランプリ。09年に「人恋酒場」でデビュー。特技のけん玉は二段の腕前。血液型AB。

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