さや姉　５位発進、ＮＭＢ不振に号泣「旋風、巻き起こすぞ！」

悔し泣きするＮＭＢ４８山本彩（Ｃ）ＮＭＢ４８

ＡＫＢ４８の第７回選抜総選挙　速報値発表

　ＡＫＢ４８の第７回選抜総選挙の速報値が２０日、東京・秋葉原の専用劇場で発表された。昨年６位だったＮＭＢ４８の山本彩（２１）は５位。自身を含めたＮＭＢ勢の不振に悔し泣きし、「ＮＭＢ旋風、巻き起こすぞ！」と雪辱を誓った。前日１９日から始まったファン投票の１日分の集計値で、１位は３万８１５１票を獲得した指原莉乃（２２）。２位の柏木由紀（２３）に４７２５票の差をつけた。開票イベントは６月６日、福岡・ヤフオクドームである。

　都内からの中継が終了した直後だった。大阪市内の劇場で発表を見守った山本が、悔しさをこらえ切れず、号泣した。

　２万２５３２票を獲得しながら伸び悩んだことに、「今年も懲りずに１位宣言をしてますが、去年より自信を持って言えるようになった。言霊の力を信じて、今年も強く言い続けて頑張ります」とあらためて決意表明。ＮＭＢ勢で８０位以内に入ったメンバーが山本を含め８人だけだったことから、チームを鼓舞しようと「ＮＭＢが、てっぺんを…」と語りかけたところで突然、左手で両目を覆った。

　「メンバーのみんなが頑張ってるのを知ってるから…知ってるから。悔しかったと思うんです。みんなの努力が、実ればいいなって」。キャプテンとしてグループをけん引する立場。自身の不振と、ランク外に終わったメンバーへの思いが合わさっておえつを漏らした。

　ステージ上のメンバーも、もらい泣き。「いつも泣かない彩ちゃんが…」「うつるから、やめて！」などと激励された山本は、左手で目元の涙をグイッ。客席のファンに向かって、「皆さんに頼るばかりじゃなくて、自分たちも頑張りますので、最後まで応援よろしくお願いします。ＮＭＢ旋風、巻き起こすぞ！」と右拳を突き上げた。

　昨年２位の指原が速報１位で、２０１３年の第５回以来３年連続。自身のツイッターで、「みなさんありがとうございます！でも去年のことがあるので、うれしさを隠して、不安と戦いまくります！」とつづった。２位は昨年３位だった柏木。鹿児島県出身で、大分県出身の指原と九州決戦の様相になった。昨年の覇者で史上初の総選挙２連覇が懸かる渡辺麻友（２１）は３位。昨年４位の松井珠理奈（１８）は４位、昨年９位で年末に卒業を控えるグループ総監督の高橋みなみ（２４）は６位だった。
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