「EXILE」AKIRA 声でハリウッド“初進出”に「ただ興奮」

[ 2015年4月14日 05:30 ]

映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で主人公の日本語吹き替えを担当するEXILEのAKIRA

 「EXILE」のパフォーマーAKIRA(33)が、初めて米映画の声優を務めることになった。アクション超大作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(6月20日公開)の日本語吹き替え版で、主人公の声を担当。ハリウッドに“初進出”だ。

 同作は、メル・ギブソン(59)の主演で1979年に1作目が公開された人気シリーズの30年ぶりの新作。AKIRAは、英俳優トム・ハーディ(37)が演じるマックスの声を吹き替える。愛する者を奪った敵と、車やバイクに乗ってスピード感たっぷりの激しい闘いを繰り広げる。

 新作の公開に当たり配給側が「AKIRAさんのワイルドなイメージが、マックスに新たな命を吹き込んでくれる」と期待して起用。オリジナルシリーズ3作に続いて今作でもメガホンを取ったジョージ・ミラー監督は、日本の人気漫画「AKIRA」から影響を受けて製作した作品と話しており、AKIRAの起用は運命的だ。

 AKIRAは来月のアフレコ収録を前に、「超大作の主人公の役を頂いたことにうれしさでいっぱい。誰もが持つ強い男への憧れ、そして共感を感じてます。新たなヒーロー像をどう演じるか、今はただ興奮してます」と、マックスのエキサイトぶり。本編の7、8割が大迫力のバトルシーンとあって、「世界観のヤバさとカッコ良さにシビれます。特に若い世代の方々には熱狂してほしい」とPRしている。

 敵役にも“最凶”の2人を配置。俳優の竹内力(51)がマックスの宿敵ジョー、新日本プロレスの真壁刀義(42)がジョーの手下のエレクトロの声を吹き替える。竹内は「思いっきり暴れてやろうじゃねえか!」、真壁も「全員ぶっ殺してやるからな!」と燃えている。

 オリジナル英語版はフランスで来月開かれる「第68回カンヌ国際映画祭」で特別招待作品として上映される。

 ≪シリーズ4作目≫「マッドマックス」のオリジナルシリーズは、「マッドマックス」(79年)、「マッドマックス2」(81年)、「マッドマックス/サンダードーム」(85年)の3作が公開された。いずれもオーストラリアで製作され、メル・ギブソンが主演した。特に79年の1作目は、当時23歳で無名だったギブソンの出世作として知られる。凶悪な悪党がはびこる荒廃した世界という設定は、80年代以降のSF作品などに多大な影響を与えたとされる。

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