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ゴースト問題 広がる波紋…CD出荷と配信停止、自伝は絶版

佐村河内守氏

 聴力を失った作曲家で「現代のベートーベン」と呼ばれる佐村河内守氏が、別人に曲を作らせていた問題で、レコード会社「日本コロムビア」は5日、CDの出荷やインターネット配信を停止した。コンサートツアーは中止となり、書籍の絶版・回収も決定。衝撃の“ゴースト騒動”に、関係各所は対応に追われた。

 日本コロムビアが発売した作品は「交響曲第1番“HIROSHIMA”」(11年7月)、「シャコンヌ~佐村河内守 弦楽作品集」(12年1月)、「鎮魂のソナタ」(昨年10月)のアルバム3作と、DVD「魂の旋律 HIROSHIMA×レクイエム」(昨年8月)。これら計4作品の出荷と、各収録曲のネット配信は停止された。同社は店頭回収も検討。一部店舗では商品棚から撤去を始めた。総売り上げは計約22万枚で、中でも「交響曲…」は約18万枚を売り上げている。

 フィギュアスケートの高橋大輔がソチ五輪で使う「ヴァイオリンのためのソナチネ」は「シャコンヌ…」に収録。フィギュアスケートの競技で使われている曲を集めたコンピレーション盤「氷上のクラシック」(昨年10月)にも収められ、同社はこちらの出荷停止も検討。「(佐村河内氏)本人からは自身が作曲したとの説明を受けていた」とした上で「結果として作曲者については不適切な表示をし、創作活動の背景なども誤った表現だった。発売元として責任を痛感しており、深くおわび申し上げる」とコメントし、謝罪した。

 コンサート制作会社「サモンプロモーション」は関連のコンサートツアー計18公演の中止を決定。被害総額は数千万円に及ぶという。ホームページ上で「この事実に驚がくし、大きな憤りを感じております」とした。「講談社」は佐村河内氏の自伝「交響曲第一番」(07年11月)の絶版・回収を決めた。

 世界文化社は「家庭画報」3月号の新規出荷を停止。佐村河内氏作とされる楽曲を収録したCDが付録だった。「困惑しているが、結果として誤った情報を届け、出版社としての責任を痛感しおわびする」としている。

 音楽出版社「東京ハッスルコピー」も11日に予定していた楽譜の発売を中止。佐村河内氏本人から、自分が作った曲ではないと伝えるメールが届いた。担当者は「反響はあったが、出版できないと判断した。損害もあり、今後、対応を取らざるを得ない」と憤った。

[ 2014年2月6日 05:30 ]

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