北川景子&錦戸亮 映画ヒロインの家族と涙の対面、網走で上映会

[ 2014年1月27日 07:58 ]

 女優の北川景子(27)と関ジャニ∞の錦戸亮(29)が26日、主演映画「抱きしめたい~真実の物語~」(監督塩田明彦、2月1日公開)の舞台となった北海道網走市を訪れ、プレミア上映会に出席した。障害を背負い、長男出産直後に亡くなった女性とその夫の実話を基にしたラブストーリー。モデルになった家族も会場に駆け付け、感謝の思いを述べると、北川と錦戸が感涙する場面もあった。

 この日来場したのは、主人公のモデルになった小柳つかささんの夫雅巳さん(38)と長男和実くん(なごみ、2)、つかささんの母親の萩田知子さん(56)。上映終了後、萩田さんが言葉を詰まらせながら「ここまで演じていただいたことに深くお礼を申し上げます」と感謝の思いを述べると、北川は感極まって涙。錦戸も目を潤ませながらはなをすすった。

 映画は交通事故で左半身の自由を失い、記憶を次々失っていく高次脳機能障害を背負ったつかささんが雅巳さんと恋に落ち結婚。和実くんを出産した直後に亡くなるまでを描く。つかささんを追ったドキュメンタリー番組が基になっている。

 北川は「純粋なラブストーリーであると同時に、つかささんという女性の生きた証を残す大切な作品」と強調。それだけに、家族や友人の反応が心配だったといい、「お母さまからお礼の言葉をいただけて、喜びと感慨で胸がいっぱいになりました」と心境を明かした。

 番組やつかささんのビデオを何度も見て役作り。「模倣でなく、つかささんの根底にあるものだけを大切にして感じるままに演じた」と振り返った。その熱演を、萩田さんは「つかさが目の前にいるようでした」と絶賛。結婚式のシーンを見た和実くんも「ママがいる」とつぶやいたという。

 上映会では、和実くんが描いた似顔絵とパワーストーンが2人に贈られた。錦戸は「和実くんが大きくなった時に“好きな映画”に挙げてくれたらうれしい」と語り、北川は「この役を演じさせてもらって、つかささんにありがとうという気持ちでいっぱいです」と天国のつかささんに思いをはせた。

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2014年1月27日のニュース