五嶋みどり参加アルバムにグラミー賞 クラシック部門で

[ 2014年1月27日 11:59 ]

五嶋みどり

 米音楽界最高の栄誉、第56回グラミー賞の発表・授賞式が26日、ロサンゼルスで開かれ、バイオリニスト五嶋みどり(42)が参加したアルバム「パウル・ヒンデミット 作品集」が、最優秀クラシック・コンペンディアム賞を受賞した。

 五嶋は、受賞アルバム収録の「バイオリン協奏曲」でソリストを務めた。同賞はクラシック8部門のうちの一つ。

 クラシック部門ではこれまで、小澤征爾さんや大野和士さんが指揮で参加したアルバムが最優秀クラシック・ソロボーカル賞に選ばれている。

 主要部門では、最優秀新人賞をヒップホップデュオ、マックルモア&ライアン・ルイスが受賞した。最優秀レコード賞は、ヘルメットがトレードマークのフランス出身の2人組「ダフト・パンク」の「ゲット・ラッキー」が獲得。最優秀アルバム賞もダフト・パンクの「ランダム・アクセス・メモリーズ」だった。

 今年はシンセサイザー奏者の喜多郎が「ファイナル・コール」で最優秀ニューエージアルバム賞にノミネートされていたが、受賞を逃した。喜多郎は2001年に同賞を受賞している。

 最優秀レゲエアルバム賞では、ジャマイカ在住の阿曽沼和彦さんがプロデュースした「レゲエ・コネクション」が候補だったが、受賞はならなかった。阿曽沼さんは日本外務省の元外交官という異色の経歴の持ち主。

 ▼五嶋みどりの話 CDが受賞したことを大変うれしく思います。この作品集は、作曲家ヒンデミットの作品の魅力を余すところなく伝えています。今後、演奏される機会が増え、彼の作品や人間性に対する理解が深まることを願っています。(共同)

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2014年1月27日のニュース