プリンセス天功が吉本入り「新しいアイデアたくさん」

[ 2013年10月29日 07:41 ]

吉本入りしたプリンセス天功

 イリュージョニストのプリンセス天功(年齢非公表)が吉本興業入りしたことが28日、明らかになった。今月1日から所属、来月28日から3日間、大阪・なんばグランド花月(NGK)で吉本新喜劇の池乃めだか(70)らとのコラボ公演に登場する。天功は「新しいアイデアが、たくさん出てきました」と相乗効果を期待している。

 天功と吉本の関わりは深く、1987年にNGKオープン記念で1カ月公演を開催。特に落語家の桂文枝(70)と親交があり、天功が78年に「朝風まり」の芸名でデビューしたころからの付き合い。昨年の文枝の襲名披露パーティーにも駆けつけ、“祝福イリュージョン”で盛り上げた。

 現在の事務所が個人事務所に近い状態とあって大手の力を借りたい天功サイドと、芸人以外の他分野でもマネジメントを広げている吉本の方針が合致。今春から交渉を始め、10月1日に契約が完了した。来年にはマカオ公演も決定。同公演を皮切りに世界各国を回ることに、天功は「こんなに人生が楽しくなっていいのでしょうか」と喜んでいる。

 天功は欧米やアジアなどで年間300公演をこなし、現在は都内や米ロサンゼルスの豪邸で過ごしているという。過去には、ハリウッドスターのジャン=クロード・ヴァン・ダム(53)との熱愛も取りざたされたこともあるが、関係者は「私生活もイリュージョンというか、謎に包まれています」と話している。

 ◆プリンセス天功(ぷりんせす・てんこう)76年、初代引田天功に師事。「朝風まり」時代にはマジックを披露しながら歌唱する異色のマジシャンとして活躍。80年に二代目引田天功を襲名した。90年に女性初の「マジシャン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

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2013年10月29日のニュース