刺激的な言葉が印象的 佐良直美「どこから詞が出るのか」

[ 2013年10月29日 06:00 ]

佐良直美

岩谷時子さん死去

 岩谷さんが作詞した「いいじゃないの幸せならば」で、69年に第11回日本レコード大賞に輝いた佐良直美(68)は「とても地味で静かな方でしたから、どこからあのような詞が出てくるのか不思議でした」と振り返った。

 わるい女だと人は言うけれど いいじゃないの今が良けりゃ――。低音で落ち着いた声が響く同曲。当時24歳の佐良には少々難解な詞だった。「作曲したいずみたく先生に“サラっと歌って”って言われて、あまり歌詞を考えずに歌ってたんです。レコ大を獲れて、親孝行をさせていただきました」。

 15年ほど前、「越路吹雪」と名が付いた日本酒を贈った際に、お礼の電話で話したのが最後。「山崎豊子さんに続いて、惜しい方を亡くしました。先生のような方は、もう生まれてこないでしょうね」と寂しげだった。

続きを表示

2013年10月29日のニュース