松本人志監督 新作は「いろんな頭をすっ飛ばして見ていただきたい」

[ 2013年5月13日 18:16 ]

第4回監督作品「R100」製作発表会見に出席した松本人志監督

 人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(49)が監督を務める映画「R100」(10月5日公開、新宿バルト9ほか)の製作発表記者会見が13日に都内のホテルで行われ、自らも出演する松本監督のほか、主演の大森南朋(41)をはじめ、大地真央(57)、寺島しのぶ(40)ら出演者が顔をそろえた。

 松本が監督を務めるのは「大日本人」(07年)、「しんぼる」(09年)「さや侍」(11年)に続く、4作品目。これまでも独特の世界観で話題を呼んでいた松本作品だが、今回も観客を未体験の世界へいざなう。絶対に開けてはいけない扉を開いてしまい、謎のクラブへと入会してしまった主人公の物語で、彼の前に謎の大地、寺島らが演じる謎の女たちが現れるという。

 4作目となる作品について松本監督は「本当の監督という意味では今回が初めてかもしれない。今回はタイトルが先に決まっていて、R15、R18とかをすっ飛ばしたような世界のモノを作りたいと思った。こういう順番で作られていくのは初めてですね。とにかくいろんな頭をすっ飛ばして見ていただきたい、むちゃくちゃな映画です」。「広く海外の人にも見ていただければいいとは思う。映画の本質は海を渡ることだと思っているので、今回も期待している」とも続け、海外展開への期待も明らかにした。

 主人公を演じる大森は「テレビでずっと松本監督のバラエティを見て育った。DVDもたくさん買っていて、最初に役者として会ってしまったので、今までファンとは言いづらかった」と以前から松本監督のファンだったことを告白。現場では、NGはほとんどなかったといい、「撮影はキツイところもあったけど、光栄な気持ち。意外とちゃんとした台本をいただいたので、イメージはできていました」と話した大森に、松本監督も「素晴らしかった。バッチリでした」と絶賛した。

 とはいえ、作品の内容については「映画の常識的なところは軽く飛び越えている感じがする」(大森)、「想像がつかない作品。思い出すだけで不思議な感じがする。爽快感があった」(大地)、「他の方も露出をされているから、私もやらないといけないんだなと思って。衣装合わせは恥ずかしかったですね」(寺島)、「こんな格好でこんな場所?っていうのが気持ち良かった」(富永愛=30)、「よく分からない役で、撮影終わってから大森と飲みに行ったんですけど、映画の話を一切しなかった」(渡部篤郎=45)と出演者の見解はバラバラ。これに対し、松本監督も「ものすごい露出の映画みたいですよね」と笑顔を見せるも「(内容については)後で大人の方たちに怒られるのであんまりしゃべれない」と最後までだんまりだった。

 会見には、片桐はいり(50)、渡辺直美(25)、前田吟(69)、松尾スズキ(50)も出席した。

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