「tricot」ドラム起訴猶予で活動再開「厳しい目で見守って」 

[ 2013年5月13日 20:36 ]

 傷害の疑いで神戸地検に送検されたドラマーのkomaki♂こと小牧和高(26)が起訴猶予になり、4人組ロックバンド「tricot(トリコ)」が活動を再開。今月22日からの全国ツアー(13公演)を予定通り行う。

 昨年6月、神戸市の路上でバンドの機材搬出をめぐり、男性(62)と口論。男性の胸ぐらをつかんで引き倒し、あばら骨を折るなどのケガを負わせたとして、今年4月に神戸ポートアイランドでライブ「COMIN’ KOBE13」が行われたタイミングで、兵庫県警生田署が逮捕した。男性から被害届が出され、警察から出頭を要請されていたが、komaki♂は応じていなかった。

 komaki♂は公式サイトで「迅速に適正な対応を取らなかったことが、このような結果を招いてしまった一因と深く反省しています」と謝罪。「今回の報道を受けて、多くの方々を驚かせてしまったかもしれません。でも、目の前にいる僕と、tricotの音楽やこれからの活動を信じていて下さい」と呼び掛けた。

 さらに「事実は事実として、一生背負って生きていきます。そして、音楽と僕自身で真実を証明していきます。まだまだ、これからですが、精進して参ります。厳しい目で見守って頂けると幸いです」を自らを律している。

 今年、CDショップ大賞関西ブロック賞を受賞するなど、ブレークが期待される注目のバンド。2010年9月、中嶋イッキュウ(ボーカル&ギター)キダ モティフォ(ギター&コーラス)ヒロミ・ヒロヒロ(ベース&コーラス)の女性3人で結成。11年5月、サポートメンバーだったkomaki♂が正式加入。直後に自主レーベルを立ち上げた。昨年は「フジロック・フェスティバル」など大型フェスに多数出演した。

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2013年5月13日のニュース