森繁和氏 日本ハム・細野“悪い時の顔”出たが必ず糧になる78球

[ 2024年6月19日 06:00 ]

交流戦   日本ハム1-2阪神 ( 2024年6月18日    甲子園 )

<神・日>初回、先発登板する細野(撮影・後藤 正志)
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 【森繁和 視点】日本ハムの細野は4回までは素晴らしい投球。痛かったのは5回、先頭・前川への四球だろう。ジキルとハイドではないが、悪い方の左腕の顔が出てしまった。

 昨年の東都の春季、秋季リーグで私の母校・駒大は東洋大と入れ替え戦を戦った。その時に細野の投球を見た。手の付けられないような直球を投げるかと思えば、四球絡みで失点する。「荒れ球」との印象だったが、この日は4回まで1安打無四球6奪三振。150キロ超の直球と切れのいいスライダーがコーナーに決まり、主にこの2球種で抑え込んだ。

 ただ、前川の場面では初球にカットボール。それまでと配球パターンが変わり4球目までのうち2球がカットボールで、3―1とカウントを苦しくした。進藤との新人バッテリーで、対左打者で使える球種を探ったのかもしれない。スプリット、ツーシームも投げていたがまだ未完成。これらを見せ球に直球、スライダー中心で十分に抑えられると思う。

 5回は四球の後に暴投、さらに四球。悪い時の顔が出てしまったが、1軍の緊張感の中で投げた78球は必ず糧になる。次にどう生かすかを期待したい。(スポニチ本紙評論家)

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