日本ハム・水谷 歴史に名を刻んだ!交流戦史上最高打率.438!初回から快音3の1 飛躍の23歳

[ 2024年6月19日 06:00 ]

交流戦   日本ハム1-2阪神 ( 2024年6月18日    甲子園 )

<神・日>8回、打席に入る前にジャンプする水谷(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 日本ハムの水谷瞬外野手(23)が18日の阪神戦に「3番・左翼」で出場し、3打数1安打。交流戦史上最高の打率・438で首位打者に輝いた。昨年12月の現役ドラフトでソフトバンクから移籍した23歳の大砲候補が大ブレーク。試合は延長11回の末にサヨナラ負けを喫し、リーグ3位に後退した。交流戦は全日程を終え、21日からリーグ戦が再開する。

 その瞬間、歴史に名を刻んだ。同点の8回2死三塁。水谷がプロ初の申告敬遠を受けた。代走が送られて打率・438で交流戦歴代最高打率が確定。安打が出なければ交流戦最高打率を逃す打席で、投手だった次打者に代打・レイエスが控えていたが、勝負を避けられたのも強打者と認められた証だった。

 「たくさんの凄い選手がいる中で、一つ名前が残るところに立てたのは素直にうれしい」

 初回2死走者なしから、阪神先発・村上の148キロ外角直球を中前打。交流戦トップの28本目の安打を放ち、3打数1安打で15年に西武・秋山(現広島)がマークした打率・432を6厘上回った。「獲れなくて元々の気持ちでやってきた」としたが、打率・443で迎え、安打が出なければクリアできない可能性もあった記録を破った。

 昨オフ。ソフトバンクから現役ドラフトで加入。昨年は、同様に阪神へ移った大竹が12勝を挙げ「今年は自分の番だ」と勝負の6年目に挑んだ。4月にプロ初昇格後もすぐに2軍に逆戻り。だが、5月21日に再昇格し、交流戦では18試合中16試合で安打を放った。

 快進撃を支えたのは今春のキャンプで始めたモーニングノートだった。昨秋、古巣でのキャンプ中に城島健司球団会長付特別アドバイザーに「俺は野球ノートを朝晩に分けて書いていた」と、助言を受けていた。一般的に野球ノートは練習後に反省をつづるが「試合後だと反省が多くてネガティブな気持ちになる」という。この日の朝も「歴史に名を刻む――」と記し、前向きに記録に挑んだ。

 新庄監督は「彼が実力でつかんだタイトル。シーズン通してどれだけの結果を残せるか」と期待を込めた。“初タイトルに”「ちょっとおこがましい気持ちもあります」と水谷。ルーティンで打席前に3度ジャンプする23歳が、飛躍の勲章を手にした。(清藤 駿太)

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年6月19日のニュース