ソフトバンク育成4位・中沢 守備強化が最重要課題 春季Cで痛めた左肩癒え、逆襲の時は来た

[ 2024年4月2日 05:00 ]

筑後市のファーム施設でキャッチボールをするソフトバンク・中沢
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 ソフトバンクの育成4位新人、中沢恒貴内野手(18)は左肩を痛めて春季キャンプはリバビリ組スタートになったが、すでにキャッチボールを再開するなど、回復のステップを踏んでいる。「飛ばしすぎず、自分ができる範囲を知りながらやっていきたい」と先を見据えて話した。

 青森・八戸学院光星では22、23年に2年連続で夏の甲子園に出場し、昨夏は主将としてベスト8進出に貢献した。2度の甲子園で21打数6安打5打点、打率・286。「雰囲気にも慣れて、大舞台でしっかり自分のプレーができた」。高校のOBには昨季まで通算2321安打の巨人・坂本がいる。「そういう活躍ができれば一番いい」と話し、「中沢恒貴として見てもらえるように。逆方向への打撃だったり、自分の色を出していきたい」と力を込めた。

 課題は守備。筑後ファーム施設では新任の中谷リバビリコーチと二人三脚で取り組んでいる。「しっかり足を使って、いいバウンドで捕ること」を意識している。試合でプレーする日が待ち遠しい。

 ◇中沢 恒貴(なかざわ・こうき)2005年(平17)7月3日生まれ、東京都出身の18歳。八戸学院光星では2度甲子園に出場。23年育成ドラフト4位でソフトバンクに入団。背番号131。寮生活の好きな食事は牛タン。1メートル79、81キロ。右投げ右打ち。

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