阪神・青柳 耐えた粘った!4連勝で7勝目 チームに感謝「6点も取ってくれたので」

[ 2023年9月3日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神6-5ヤクルト ( 2023年9月2日    神宮 )

<ヤ・神>4回、3点目を失い、首をひねりながらベンチに戻る青柳(撮影・北條 貴史)
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 今の阪神・青柳は転んでも起き上がれる。初回、甘く入ったカットボールを、村上に特大2ランを浴びた。今季15試合目の先発で、初回に失点するのはこれで7度目。立ち上がりは依然として不安定でも、ズルズルといかなかった。味方の援護に助けられ、登板4連勝で7勝目を挙げた。

 「6点も取ってくれたので、一人一人という気持ちで投げた。打たれても、前に飛んだら、いい守備があると思って投げた」

 とにかく粘った。3者凡退は2回だけ。3四死球を与え、制球も不安定だった。しかし4回にサンタナと代打・沢井から三振を奪ったボールは、まぎれもなく2年連続最多勝の鋭さがあった。

 3点リードの6回2死二塁で交代を告げられた。79球での降板に、マウンド上で不満そうな表情を浮かべた。5回2/3を投げ、6安打3失点は最低限の仕事。次回登板は中11日で14日巨人戦に回る見込み。まだ点と点でしか発揮できていない力が線になれば、もっと白星は増えていく。

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