「名言製造機」仙台育英・須江監督の一言一句に注目

第105回全国高校野球選手権宮城大会決勝   仙台育英18―0仙台城南 （ 2023年7月23日    楽天モバイル ）

＜仙台城南・仙台育英＞仙台城南を破り宮城大会優勝を決め記念撮影におさまる仙台育英ナインと須江監督（中央）＝撮影・郡司　修
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　仙台育英・須江監督は昨夏の甲子園大会の優勝インタビューで発した「青春って、すごく密なので」が、ユーキャン新語・流行語大賞の選考委員特別賞を受賞した。普段の取材でも「名言製造機」。なぜ、人の心を動かす言葉を生み出せるのか。

　どんな情報も手軽に入手できる社会に変化し、須江監督は指揮官の役割が「技術指導」から「思考の交通整理」に変化したと分析する。だからこそ、理解しやすい短いワードで選手たちのかじ取りに励む。昨秋の新チーム始動時には「2回目の初優勝」とテーマを発表。挑戦者の姿勢は不変という意思を、これ以上なく短い言葉で表現した。今夏の甲子園でも、一言一句に息吹が宿るだろう。（アマチュア野球担当　柳内　遼平）