ロッテ朗希も感謝感激「角中さん、すごかったです。さすがでした」 角中の劇弾で黒星も消える

[ 2023年7月24日 22:14 ]

パ・リーグ   ロッテ2―1ソフトバンク ( 2023年7月24日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>3回、柳田から三振を奪った佐々木朗(撮影・光山 貴大)
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 ロッテは24日に本拠ZOZOマリンでソフトバンクと対戦。9回2死一塁から代打の角中勝也外野手(36)が右翼へ逆転サヨナラ弾を放ち、劇的勝利で3連勝を飾った。先発の佐々木朗希投手(21)は6回4安打1失点、9奪三振の好投。8勝目はならなかったが、朗希の好投に打線が最後の最後で応えた。

 1点を追う9回2死一塁。代打・角中勝也はカウント1ストライクからのオスナの投じた高めの152キロ直球を振りぬいた。打球は右翼席へ消える劇的な逆転サヨナラ弾。前日のサヨナラ勝ちに続く劇的勝利で首位オリックスとの差を3ゲームに縮めた。先頭のポランコが右翼線二塁打を放ったが、2死一塁とチャンスはしぼみかけた。だが、そんな窮地をベテランが一振りで救った。

 お立ち台に上がった角中は、一呼吸置いて「うれしいです」というと、ZOZOマリンが大歓声に包まれた。「相手ピッチャーはオスナだったので、別に打てんくてもしょうがないやと。(手ごたえは)さすがに打った瞬間ですね。(逆転サヨナラ弾は)おそらく初めてなんで、すごく不思議な気持ちだったんですけど、最後ヘッドスライディングはあれはダサかったなと思います」と笑わせた。

 通算62本目の今季5号は6度目のサヨナラ打となったが、サヨナラ弾は初めてだった。

 この一打で佐々木朗の3敗目は消えた。試合後、佐々木朗も「勝ててよかったです。角中さん、すごかったです。さすがでした」と笑顔で語った。初回に中村晃を1ボール2ストライクと追い込みながら、141キロフォークボールを右前に運ばれ先制を許したが、それでも4回まで毎回走者を許しながらも、フォークボールを軸に6回まで追加点を許さなかった。そんな粘りもあったからこそ、角中の劇打が生まれた。

 ▼吉井監督 あんまり調子が良くなかったんですけど、6回をしっかり投げ切ってくれましたし、その後つないだ若いリリーバーたちがよく頑張りました。(6回、93球の交代は)オールスターから中4日だったので、100球までかなと思っていたので、ちょうど良いタイミングだったと思います。

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