またまたオリックスに珍現象 勝ったのに3位転落 因縁ロッテと-0・5差 首位とはゲーム差なし

[ 2023年6月25日 20:01 ]

パ・リーグ   オリックス4-2ソフトバンク ( 2023年6月25日    ペイペイD )

<ソ・オ>6勝目を挙げた山崎福は9回途中から登板の平野佳(右)に向かって手を合わせる(撮影・岡田 丈靖)
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 オリックスが25日のソフトバンク戦に4-2で勝利。3連戦の3タテを回避し、し烈なパ・リーグ首位戦線に踏みとどまった。

 試合前まで2位のオリックスは、首位を奪われたソフトバンクと1ゲーム差。勝ったことで再び首位タイ浮上や!と思いきや、何と3位転落という珍現象となった。

 要因はこの日勝利した3位のロッテが勝率・5762となり、オリックスの勝率・5757を上回ったこと。そのためオリックスは首位のソフトバンクとはゲーム差なしだが、2位・ロッテには「マイナス0・5ゲーム差」といういびつな現象となった。

 オリックスとロッテと言えば、17日にも似たような現象があった。パ・リーグ首位だったロッテがDeNAに1―10で敗れ、試合前時点で0・5ゲーム差だったオリックスと首位が交代…と思いきや、ロッテは59試合消化で32勝23敗4分けの勝率・582。オリックスは64試合消化で36勝26敗2分けの勝率・581。順位変動はなく「マイナス0・5ゲーム差」と表記された。

 ゲーム差の算出方法は(上位球団の貯金―下位球団の貯金)÷2。消化試合数の差などで上位の貯金が下位より少なくなると、こうした珍現象が生まれる。近年、シーズン終盤までデッドヒートを繰り広げるロッテとオリックスだけに、今季も目の離せない対決となるかもしれない。

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