アスレチックス・藤浪晋太郎 先発も1回持たず22球で降板 ネットの声は同情的

[ 2023年6月25日 05:45 ]

ア・リーグ   アスレチックス-ブルージェイズ ( 2023年6月24日    トロント )

1回持たずに降板したアスレチックス先発の藤浪(AP)
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 アスレチックス・藤浪晋太郎投手(29)が24日(日本時間25日)、敵地トロントのブルージェイズ戦にオープナーとして先発。1回持たずに降板した。

 1番スプリンガーへの初球がいきなり打者がのけぞり、捕手が捕れないボール。3球目を右前に運ばれ、2番ビシェットには3塁線を抜かれる2塁打。3番にはボールを3球続けた後、あっさり左犠飛を打たれて1点を失った。続く4番は遊ゴロに仕留めたが、5番チャプマンは101マイル(約162・5キロ)の直球で詰まらせたものの右前にポトリと落ちる不運なヒット。2点を失った。

 2死一塁で迎えた6番メリーフィールドは三ゴロに仕留めたが、二塁への送球がいったんはアウトとコールされながら、チャレンジされた末に判定が覆ってセーフとなる不運。ここで藤浪はお役御免となった。わずか22球での降板だった。2番手ハリスが続く打者を二ゴロに仕留め、藤浪の失点は2で済んだ。これで防御率は10・57となった。

 この結果にネットは「ほぼ打ち取っているんだけどな」「どんまい」「今日はしようがない」と、やや藤浪に同情的。直球はほぼ100マイル(約160・9キロ)を超え、変化球もまずまず切れが良かっただけに、惜しまれる結果だった。

 藤浪は前回登板の20日(同21日)、ガーディアンズ戦での2―2の8回2死一、二塁に5番手としてマウンドへ。代打・フライを100マイルの直球で1ボール2ストライクと追い込み、最後は内角高めの102マイル(約164・1キロ)の直球で空振り三振。イニングをまたいだ9回も続投し、先頭・クワンを中飛に打ち取ると、ロサリオも二飛、ラミレスも二ゴロに打ち取り三者凡退。1回1/3を無安打無失点という好救援ぶりだった。チームは延長10回にサヨナラ負けを喫して6連敗も、藤浪にはネットから「回またぎでも抑えたぞ!ええぞ!」「最近の藤浪は、ひいき目なしで良い感じ」との称賛の声が上がっていた。

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