阪神・和田2軍監督　降格即3安打の佐藤輝に「白い顔が真っ黒になって、もう一回呼んでもらえるように」

ウエスタン・リーグ   阪神13ー1中日 （ 2023年6月25日    ナゴヤ ）

＜ウエスタン・リーグ　中・神＞2軍に合流した佐藤輝（中央）（撮影・大森　　寛明）
Photo By スポニチ

　　阪神は2軍合流して即「5番・三塁」で起用された佐藤輝が3安打を記録。高卒ルーキーの井坪が4安打5打点と躍動するなど、中日のミスにもつけ込んで大量13得点を奪って勝利した。

　以下は阪神・和田2軍監督との一問一答。

　―佐藤輝が合流即3安打
　「こっち（2軍）きて、試合前の練習から、しっかり振ってしっかり走って守ってという試合のための準備も怠ってないし。ゲームでも攻守交代、一塁まで全力疾走、全く気を緩めることなくゲームセットまでしっかりやったんじゃないかな」

　―1軍首脳陣からのメッセージは
　「いやまあ、それは、本人に伝えてくれてると思うので、1軍のヘッドが。それをもってね、課題もあるし悔しさもあるだろうしね。それをここでクリアできるように、白い顔が真っ黒になってもう一回、1軍の舞台で勝負できる、呼んでもらえるように。今日見てる分にはあれだけど、それが続くようにしっかりね、本人はやらないといけないし、こっちもしっかりやらせたい」

　―和田監督からは
　「まあまあそれは、俺と輝とのあれなんで。今朝顔見て、全然落ち込んでるとかへこんでるっていうあれじゃなくて、やります！っていう強い言葉もあったし、あの顔見たら大丈夫かなと。そういう気持ちでグラウンドに入ってきたからね、練習見ても全然ダラダラしてるところないし、しっかりやってたんで。これを続けていれば、また呼んでもらえる日もくると思うので、そこまでしっかりやってほしい」

　―27日からの北陸遠征は
　「もちろん（連れて）いくよ」

　―井坪が4安打
　「5月の頭くらいまではね、本当に驚くような勢いのいいバッティングしたけど。新人誰でも通る道なんだけどね、5月の下旬、6月の頭、梅雨に入ったくらいからちょっと疲れがたまってきてる、バットが振れない時期もあったけど、そこを乗り越えてまた開幕当初の勢いというかね、戻ってきたんで。それと同時に守りもしっかり守ってるし、最後の走塁なんてほんとに集中力もってゲーム終了までできていたので、毎日が勉強だと思ってレベルアップしてほしい」

　―秋山は7回1失点力投
　「7回ね、確かに見てる分にはちょっとスタミナ切れかなってあったけど。この点差と暑さというところで、要所をしっかり締めてメリハリある秋山らしいピッチングできてたんで、もう十分だと思うよ」

　―高山にもホームラン
　「ホームランうんぬんじゃなくて、結果が出てなくても四球選んだり、打席の内容は悪くなかったんでね。一時のすごくいい時期からは下がってるじゃないけど、そんなにいい時期は長いこと続かないので。ちょっと下り坂…でもないんだよな。その勢いはね、ひそめてきたけど、全く打撃の内容が悪いとかじゃなくて、ちょっとヒットが出ない時期があったってだけで。高山もしっかり振り込んで、出ない試合でも代打として準備したり、いろんなことを試しながらやってるんで、集中力もいいもの持ってるし、スタメンでいっても代打でいってもってところでね、頑張ってるよ」

　―佐藤輝の降格を受けて、昇格候補は1軍と連係
　「最終的には1軍が決めることなんで、こちらは候補の選手の状態とか聞かれれば報告はするけど。ゲームが終わってなんらかの形で、休み明けになるかもしれないけど、火曜日になるかもしれないけど、また連絡あると思います」